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うつ病 | 向山クリニック | 代官山・恵比寿の心療内科・精神科|代官山・恵比寿の心療内科・精神科

「うつかもしれない」と
感じている方へ

「うつかもしれない」と感じている方へ

毎日をなんとかこなしているけれど、
本当は、起き上がるのもしんどい。
誰かと笑っていても、心はどこか遠く、曇ったまま──

「これって、うつなのかな?」

そう感じたあなたへ。
その気持ちは、とても大切なサインです。
まずは、あなたの言葉で、今の思いを聞かせてください。

ゆっくりと、あなたのペースで大丈夫です。

院長先生のメッセージMessage

岡本 直院長

うつ病は、(こころの風邪)と言われるほど、誰でもなりやすい病気です。 しかし、長引かせたり、反復させてしまいますと、(こころの肺炎)となり、ひどい際には、死にたくなり、自殺企図を起こすケースもありますから、【早期発見、早期治療、再発予防】が大切です。

現在、薬物治療のみの治療で改善のみられない方、再発再燃を繰り返しておられる方は、病態や薬物治療の見直しが必要です。さらに、薬物治療を補完する意味での、認知行動療法などの心理療法が必要となるケースもあります。

うつ病の中に、気分の波【うつ状態(落ち込みや、悲しみや不安、おっくう感などの活動性の低下や希死念慮)、軽躁状態(高揚気分、多弁、浪費、過活動など)】を反復する、双極性障害があります。
双極性障害は、うつ病と間違われたり、見逃されやすいため、うつ症状が長期化するケースが多く、うつ病のまま治療を続けますと、自殺率はうつ病よりも高い病気ですので、早めの発見と適切な治療を受けることが大切です。

うつ病の治療で
私たちが大切にしている
3つの約束

1

「がんばれ」と言わずに、
あなたのつらさに寄り添います

うつは“気の持ちよう”ではありません。ここでは、「なぜつらいのか」「どうしたら楽になるのか」を、あなたと一緒に丁寧に探していきます。誰かの言葉に傷ついたことがある方も、どうぞ安心してお話しください。
2

まず“話すこと”から始めます。
薬はその次です

薬が必要な場面もありますが、無理に処方はいたしません。ここではまず、「話すことそのもの」が治療になると考えています。うまく話せなくてもかまいません。あなたのペースで、少しずつ気持ちをほぐしていきましょう。
3

こころと暮らしを、
ゆっくり一緒に整えていきます

うつ病の回復は、こころのケアだけでなく、日々の生活や環境も深く関わっています。必要に応じて、休むこと・働き方を見直すこと・支援制度の利用なども一緒に考えながら、「あなたらしい過ごし方」を取り戻すお手伝いをします。
About Depression

うつ病について

うつ病の背景には、いくつかの要因が複雑に重なっています。脳内の化学物質のバランス、性格傾向、ストレス、生活の変化、人間関係、そして過去の経験。どれか1つが原因というよりも、「今まで頑張ってきた心の蓄積」が限界を迎えた状態とも言えます。

「原因を特定すること」よりも、「どうすれば楽になるか」を一緒に考えていきましょう。

うつ病の原因

うつ病の背景には、いくつかの要因が複雑に重なっています。
脳内の化学物質のバランス、性格傾向、ストレス、生活の変化、人間関係、そして過去の経験。どれか1つが原因というよりも、「今まで頑張ってきた心の蓄積」が限界を迎えた状態とも言えます。
「原因を特定すること」よりも、「どうすれば楽になるか」を一緒に考えていきましょう。

うつ病の症状と進行

初期
段階

気づきにくい「初期段階」

うつ病は、最初から「うつです」とはっきり現れるわけではありません。はじめは小さな違和感や、少しずつ感じる「いつもと違う自分」から始まることが多いです。

初期に表れやすい心と体の変化

  • 寝つきが悪い、眠りが浅い
  • 朝、起きるのがつらい
  • 食欲がわかない
  • 甘いものを無性に食べたくなる
  • 予定を入れるのがおっくう
  • ミスや遅刻が増える
  • 以前より元気が出ない
  • SNSや人とのやりとりが面倒になる
中等度

心と体が悲鳴をあげ始める「中等度」

違和感が日常になり、こころと身体の疲れが明確になってきます。この段階では、すでにかなり無理を重ねてきた状態です。

中期に表れやすい心と体の変化

  • 何をしても楽しいと感じられない
  • 体調不良が慢性的に続く
  • 人と会いたくない
  • 仕事や家事が手につかない
  • 突然怒りが湧いたりする
  • 会話がしんどい
  • 自分を責める気持ちが強くなる
  • いつも不安で焦っている
  • 小さなことで涙が出る
重度

日常が立ち行かなくなる「重度」

うつ病が深刻になると、心のエネルギーがほとんど枯れてしまったように感じることがあります。危機的なサインに気づいたら、すぐに支援を受けてください。適切な治療とサポートがあれば、少しずつ回復できます。あなたがその一歩を踏み出せるよう、私たちは寄り添います。

重度の時期に表れやすい心と体の変化

  • ベッドから起き上がるのが困難
  • 食事も入浴もできなくなる
  • 自傷行為をしてしまう
  • 考える力が出ず、何も決められない
  • 孤独感や絶望感がつよい
  • 「死にたい」と考える
  • 自分を責める気持ちが強くなる

うつ病のチェックリスト

  • ほとんどの時間、気分が落ち込んでいる
  • 自分を責める気持ちが強くなった
  • 今まで楽しめていたことに興味が持てない
  • 集中できず、物事が手につかない
  • 疲れやすく、何をするにもおっくう
  • 焦りやイライラを感じやすい
  • 寝つきが悪い、または眠りすぎてしまう
  • 将来に希望が持てないと感じる
  • 食欲が落ちた、または食べすぎてしまう
  • 「死んでしまいたい」と考えてしまう

※ここでは、症状として少しでも当てはまるかを「チェック形式」で見つめてみましょう。
先ほどの内容と重なる項目もありますが、違う視点で振り返ってみてください。

当院でのうつ病の治療

うつ病の治療は、「気持ちを切り替える」だけではうまくいきません。こころと身体のバランスを整えながら、少しずつ「自分を取り戻す」プロセスです。
当院では、あなたの状態や希望に合わせて、以下のような治療法を組み合わせていきます。

認知行動療法

考え方と行動のクセに気づき、少しずつ変えていくための治療法です。うつ病になると、「自分はダメだ」「どうせうまくいかない」といった否定的な思考にとらわれやすくなります。認知行動療法では、そうした考え方の“クセ”に気づき、少しずつ現実的な視点を取り戻す練習を行います。無理にポジティブにならなくても大丈夫。
あなたのペースで、一緒に心の習慣を整えていきましょう。

精神療法

話すことで、つらさの背景や感情の奥行きを一緒に見つめていきます。誰かに話すだけで、こころが少し軽くなることがあります。当院では、「決まったプログラム」に従うのではなく、あなたの言葉を大切にしながら、時間をかけてお話を聴いていきます。
今すぐ解決しなくても、安心して気持ちを話せる時間が、回復の第一歩になると信じています。

薬物療法

薬がすべてではありませんが、つらい症状を軽くするための“手助け”になることもあります。不眠や食欲低下、不安が強い場合などには、抗うつ薬や抗不安薬を使うことも検討します。ただし、当院では薬だけに頼らない治療を基本としており、希望がない場合に無理に処方することはありません。
あなたと相談しながら、必要最小限の使用を大切にしています。

Treatment flow

治療の流れ

1

初診相談

お電話もしくは、メールにて、予約をお取りください。
当院は完全予約制・自費診療制です。
ご不明な点は事前にお問い合わせいただけます。

2

初回面談(50~90分)

現在の状態や、これまでの経過を丁寧にお聞きします。
質問にうまく答えられなくても構いません。
ご希望があれば、今後の方針や薬の選択肢についても説明します。

3

必要に応じて検査や処方

必要最小限の薬についてご相談する場合があります。
強くご希望がない限り、薬だけに頼る治療は行いません。
心理的ケアや生活面の調整を中心にお話しします。

4

2回目以降の面談(50分)

初診以降は、おおよそ2〜4週間に一度のペースで来院される方が多いです。回数や頻度はご本人の希望を尊重します。
カウンセリングでは、日々の変化、小さな気づきも大切に扱います。

5

治療の継続、もしくは卒業へ

心の調子が安定してきたら、通院の間隔をあけるご相談をします。治療の「卒業」も、ご自身で決めていただけます。必要があれば、いつでも戻ってきていただいて構いません。

まずは相談してみる

お電話からの無料電話相談予約

ネットからの相談予約

FAQ

よくある質問

Q

気分が落ち込む日があるだけで、うつ病とは限りませんよね?

A

はい、誰にでも落ち込む日はあります。
ただし、その状態が2週間以上続いたり、眠れない・食べられない・集中できないなど、日常生活に支障をきたす場合は、うつ病の可能性もあります。ご自身だけで判断せず、お話だけでも聞かせてください。

Q

仕事や家庭が忙しくて、疲れているだけだと思うのですが…

A

「疲れ」か「うつ」かの境目は、自分では分かりにくいことがあります。
無理を重ねてきた結果、心のエネルギーが底をついてしまうこともあります。
休めるうちに立ち止まって、自分の状態を見直すことも大切です。

Q

誰かに相談するのが苦手です。それでも診てもらえますか?

A

もちろん大丈夫です。
うまく話せなくても構いません。話したくないことは話さなくて大丈夫です。
「ここなら少し話せるかも」と思えるまで、私たちは待ちます。

Q

どんな診察をされるのか、不安です。

A

初回は、90分かけて、お話しをじっくり伺います。
決まった質問に答える形式ではなく、自由にお話いただいて結構です。
無理に何かを決めたり、すぐに治療方針を押しつけることはありません。

Q

薬を飲みたくないのですが、それでも大丈夫ですか?

A

はい、大丈夫です。
薬はあくまで“ひとつの選択肢”であり、必ず処方するものではありません。
お話をうかがったうえで、必要性やご希望を丁寧に確認しながら判断します。

Q

自費診療とありますが、どれくらいの費用がかかりますか?

A

初回は、90分で20,000円です。再診は、50分で、15,000円です。
薬物治療は、必要最低限の処方になりますが、薬物治療も自費になります。
ただし、薬物治療のみ、保険のクリニックで受けられ、カウンセリングのみ、当院で受けられる方も、まれにいます。なるべく、患者様のご希望に沿うかたちをとらさせていただきます。

Q

どんなタイミングで受診すればいいのでしょうか?

A

「このままでいいのかな」と迷ったときが、ひとつの受診のサインです。
必ずしも“深刻な状態”でなくても大丈夫です。
少しでも「今のままではつらい」と感じたら、遠慮なくご相談ください。

Q

家族やパートナーが気になっています。付き添いは可能ですか?

A

はい、ご希望があればご家族の同席も可能です。
ご本人の了承を前提としながら、ご家族の不安にも寄り添えるように対応いたします。

Q

一度相談しただけで終わってもいいですか?

A

もちろんです。
「とりあえず一度話してみたい」という方も歓迎しています。
定期的な通院を無理にすすめることはありませんので、ご安心ください。

Q

自分が本当にうつ病なのか、まだ分かりません…

A

その“わからなさ”のまま来ていただいて大丈夫です。
診断名よりも、まずは「つらさの中身」を一緒に見ていくことが大切だと考えています。
ご自身の状態を知るための、ひとつのステップとしてご利用ください。