初期(初回〜数回)
初回〜数回までは、これまでのことや現在の状況を丁寧にお聞きします。相談者様がどんな方なのか、どんなお悩みを持っているのかを整理しながら進めていきます。回を重ねるごとにカウンセラーとの信頼関係ができていきます。
家族が共に治療を進める必要性
患者様の治療と同時に、
ご家族の方が変わることが大切です
患者様との間で、「話しかけても無視される」「何かある度に言い合いになる」「そもそも会話がない」「良かれと思って提案することが拒絶される」など、たくさん困りごとがあるかもしれません。しかし、一番困っているのは、患者様本人かもしれません。
そんなとき、家族の「そうだったんだ、大変だったね。」というやわらかい一言と、安定した穏やかなご家族の様子によって、ご本人との関係が変化することがあります。
患者様の将来を誰よりも思うからこそ気持ちばかりが急いてしまい、顔を見ると「どうしてできないの!」という言葉が口をついて出てしまったり、「もっとこうしないと!」という思いで頭がいっぱいになってしまう方がたくさんいらっしゃいます。さらには、患者様のために混乱して疲れ果ててしまい、ご家族の方が適応障害やうつ病を発症してしまうこともあります。
心がいっぱいで行き詰ってしまったときは、少しだけ患者様から焦点を外してみてはいかがでしょうか。
ご家族の方が病気についての知識を持ち、コミュニケーションのコツを身につけることで、焦る気持ちや不安でいっぱいだった心に少し余裕が生まれ、会話の流れが変わり、これまでの関係や患者様の様子に変化が生まれることがあります。ご家族の方が変わることで、患者様も次第に回復に向かうことが多く、周囲のサポートや支援は、患者様の治療にとって大きな役割を果たします。
思春期、青年期の特徴として、身体の成長、特に性への目覚めから、家族、特に母親からの心理的な分離から、社会参加するための自我の成長課題があります。
思春期、青年期は、心身ともに変化の大きい時期でもあり、若者の抱える以下のような、悩みや葛藤に対して、理解と解決に向けたサポートをします。
①性の目覚めから、異性への関心や葛藤
②自己探求(自分とは何者か?)への好奇心と葛藤
③人間関係の悩み
④将来への不安
⑤家族関係の不安(特に母親との分離から、自立への不安と葛藤)
子どもは身体の成長とともに心もゆっくりと成長していきます。ですが、心の成長が身体の成長に追い付かずに不安定になりやすい時期でもあります。何かしらの困りごとに直面し、悩んでいる。表情がずっと暗く、メンタルヘルス(こころの健康)が気になる…そんなときに児童カウンセリングを頼ってください。
カウンセリングでは、主に「子どもの話を聴く」ことが行われています。適切な話の聴き方を行うことで子どもの悩みを引き出していくことができます。また、自分のことを知らない人だからこそ子どもが自分の心の内を言いやすいといったこともあります。
など
初期(初回〜数回)
初回〜数回までは、これまでのことや現在の状況を丁寧にお聞きします。相談者様がどんな方なのか、どんなお悩みを持っているのかを整理しながら進めていきます。回を重ねるごとにカウンセラーとの信頼関係ができていきます。
中期
カウンセリングが深まるにつれ、見たくない部分への抵抗感が出てきたり、甘えたくなったり、怒りが湧いてきたりさまざまな感情があらわれます。カウンセラーやカウンセリングへの疑問が生じやすいのもこの頃です。
終結(終了)
まだ少し不安はあるけれどもう大丈夫、そんな気持ちが自然と湧いてくるのがカウンセリングが終わりに近づいた合図です。そこからすぐに終わるのではなく、数回に渡ってカウンセリングを終えるための整理をしていきます。
カウンセリングの期間や回数は決まっていますか?
基本的には決まっておりませんので、相談者様の悩みの深さ、状況により異なります。
認知行動療法の場合は計画を立てて進めることもございます。
薬も飲む必要がありますか?
カウンセリングよりもまずは薬による治療を優先した方が良い場合は、医師からそのようにお話があります。当院では、カウンセリングとお薬を併用されている方もいらっしゃいますし、カウンセリングだけを続ける方もいらっしゃいます。